ユリノキタイムズ

おいしいごはんとお酒が楽しめる“近所にあるとうれしい夜食堂”

「も作」

日進市出身の青山さんは、名古屋市内の居酒屋で料理や接客の経験を積んだ後、2022年2月に、藤が丘駅から歩いて1分ほどのビルの2階に、「も作」をオープンしました。「藤が丘は、学生のころからよく遊びに来ていた街。馴染みのあるこの街で、自分のお店を開きたいと思ったんです」。目指したのは、おいしいごはんとお酒が楽しめる“近所にあるとうれしい夜食堂”。オープンから約1年、今では親子連れから仕事帰りの会社員、年配の方まで、様々な人がのれんをくぐってふらりと立ち寄ります。

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ドリンクは自分で選んで、カスタマイズもできる

店内に入ると右手に大きな流しがあって、たくさんのドリンクが氷で冷やされています。お客さんは、ここや隣のガラス張りの冷蔵庫から、自分で好きな飲み物を持っていくシステム。おすすめの「キンミヤ焼酎」は、何で割るかも選ぶことができ、カスタマイズが楽しめます。メニューには、つまみやおかずがずらりと並び、お酒と一緒に味わえるのはもちろん、好きな料理に「夜定食」(450円・ご飯と味噌汁、日替わり小鉢付き)をプラスすることで、好みの定食にできます。「お客さんの日常を面白く、楽しく、おいしく」。そんなお店のコンセプトが、メニューにも反映されています。

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何度も試作して納得のいくものだけをメニューに

「も作」という店名には、「もっと作る」という思いが込められています。「料理もお店も妥協することなく、もっともっと作り込んで良くしていきたい」と青山さん。その言葉どおり、ポテトサラダは、うま味と甘み、塩味のバランスがちょうど良くなるよう何度も試作を重ね、半年かけて作り上げました。約2週間ごとに見直すというメニューには、青山さんが試作を重ね、納得のいく料理だけがラインナップされています。今回撮影させてもらったメニューの他にも、「塩肉吸い」や「広島天ぷらホルモン」「栃尾の油揚げ納豆」「麻婆豆腐」などが人気だそうです。

「ポテトサラダ」(450円)。「チキン南蛮」(650円)+「夜定食」(450円)。「牛すじ煮込み」(550円)。

 

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各料理にはちょっとうれしいひと工夫を

リピーターが多いという「も作」では、「チキン南蛮」には梅と塩昆布が添えられていて途中で味変できたり、「四日市トンテキ」にはポテトサラダが付いてきたり、お客さんを飽きさせない工夫が凝らされています。また、気軽に通ってもらえるよう、「牛すじ煮込み」はA5ランクの和牛のすじ肉を使いながら550円に抑えるなど、試行錯誤により全体的に価格を抑えています。「藤が丘に暮らす皆さんは気さくな方が多く、隣り合わせたお客さん同士が会話されている光景をよく目にします。先日も、60代くらいのご夫婦と若い海外の方がカウンターで意気投合されていました。これからも藤が丘に暮らす皆さんの日常に、もっと溶け込めるお店を目指していきたいです」。

 

も作(もさく)
〒465-0032 愛知県名古屋市名東区藤が丘116 ASKビル2FTEL:052-799-372217:00〜23:00頃水曜定休P なしカード可・電子マネー不可Instagram/@mosaku_fujigaoka