ユリノキタイムズ

毎日の暮らしが豊かに色づくアイテムを届けたい

「Oranzovy(オランジョビー)」

藤が丘駅から歩いて6分ほど、藤森中学校のすぐ隣に雑貨店「Oranzovy」はあります。店主は、大学生のころから雑貨店を開くことを夢見てきた、佐々木 葵さん。名古屋のテーブルウェアのメーカーで企画・開発・デザインを、栄のデパート内にある雑貨店で販売の仕事を経験した上で、自分の好きなものを詰め込んだ「Oranzovy」をオープンしました。藤が丘駅近くで約5年間営業した後、こちらに移転し、来年春で10周年を迎えます。

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30カ国以上から集めた、かわいい雑貨たち

カラフルなオレンジ色の壁に包まれた店内に足を踏み入れると、マダガスカルの職人が一つひとつ編んだ「チヒ」というカゴや、羊の革で手作りされたモロッコの「バブーシュ」、陶器のような美しい光沢を放つデンマークの「メラミンウェア」、昭和の日本で作られた「デッドストックの器」などが、所狭しと並んでいます。30カ国以上から仕入れ、年代もバラバラなのに、不思議と統一感があるのは、店主の佐々木さんが“自分の心がときめくもの”というフィルターを大切に、セレクトしているからに違いありません。オープン当初から扱う「バブーシュ」。吸湿性があり、夏もさらりと履ける。マダガスカルのカゴ「チヒ」。一つひとつ異なる編み目や表情が魅力。

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心踊るときめきと、懐かしさの両方を大切に

「Oranzovy」とは、チェコの言葉で「オレンジ色の」という意味です。

「オレンジ色は、鮮やかで気分が高揚する色でありながら、夕焼けのようにどこか切ない、ノスタルジックなイメージもあります。それが私の好きな雑貨たちと共通している気がして、この名前を選びました」。

子どものころに惹かれたキラキラとした心踊るときめきと、大人になって感じる温もりや懐かしさの両方の感情を大切に、店内に並ぶすべての雑貨は選ばれています。デンマーク・RICE社の「メラミンウェア」。不純物のない鮮やかな発色が美しい。瀬戸や多治見の卸問屋や骨董市などから集めた、懐かしいデッドストックの器。

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藤が丘は、必要なお店が身近にそろうのが魅力

佐々木さんが藤が丘に住み始めたのは、大学を卒業して入社したテーブルウェアの会社が、藤が丘にあったのがきっかけ。「藤が丘の街はコンパクトで、スーパーや銀行、病院など、生活に必要な施設が徒歩圏内にそろう便利さに惹かれ、20年近くこの街に暮らしています」。昨年9月にお子さんが生まれ、あまり遠方に出かけられない今も、近くに様々なお店がそろう藤が丘は、とても暮らしやすいそうです。

お子さんの誕生に伴い半年ほどお店を休業し、今年5月に営業を再開して実感するのは、やっぱりこのお店が大好きだということ。自分がいいと思った雑貨を、「これかわいいですね!」と共感してもらえる瞬間が、何よりもうれしいといいます。

「子育てはまだ始まったばかりですが、両立するスタイルを模索しながら、この『Oranzovy』を藤が丘の街でずっと続けていきたいです」。


Oranzovy(オランジョビー)

〒465-0047 愛知県名古屋市名東区小池町462-4TEL:052-771-335311:00~15:30日・月曜定休P1台カード・電子マネー可https://www.oranzovy.com/Instagram/@oranzovy