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老若男女が一緒に楽しめる、藤が丘の夏の風物詩「盆踊り大会」

「藤が丘学区 盆踊り大会」

1973年にスタートして以来、50年以上続く藤が丘の夏の風物詩「藤が丘学区 盆踊り大会」。2024年も8月3日(土)、4日(日)の二日間に渡り、藤が丘小学校の校庭で開催されました。中央のやぐらの周りには、小さなお子さんからご高齢の方までが集い、今年から盆踊り曲に採用された有名テーマパークの人気曲をはじめ、ご当地曲の「藤が丘音頭」、80'sポップスで愛知では盆踊りの定番のあの曲などを一緒に踊り、夏の夜を世代を超えて楽しみました。

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藤が丘の町の発展と共に、51年前にスタート

お話しをお聞きした、藤が丘学区団体連絡協議会 会長の柴田達男さん。


1969年に地下鉄「藤が丘駅」が誕生し、1973年4月に「藤が丘小学校」が開校。この年から始まったのが、「盆踊り大会」です。「駅ができたことで山林だったところに多くの人が移り住み、自治会ができ、小学校が誕生し、藤が丘が一つの町として動き出した象徴ともいえるイベントが、この『盆踊り大会』だったのです」と、藤が丘学区団体連絡協議会 会長の柴田達男さんは話します。

第1回当時の名称は、「藤が丘カーニバル」。盆踊り大会に加えてミス藤が丘コンテストや、のど自慢大会なども開催されていたそうです。様々な景品がもらえる、ボーイスカウトによるジャンケンゲーム。

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踊りがわからないときは、「踊り手」が教えてくれる

踊り手の皆さん。


それから、毎年欠かさず続いた「盆踊り大会」ですが、2020年〜2022年の3年間は、新型コロナウイルス感染症のため中止せざるを得ませんでした。そして、昨年復活した際に、新たに募集したのが「踊り手」です。主に藤が丘小学校の卒業生からなる35人の踊り手の皆さんは、7月に3日間、藤が丘コミュニティーセンターで盆踊りを練習。踊り手の代表を務める杉本恵里さんは、「盆踊りの当日、踊り手はやぐらの上や周りで率先して踊ったり、振りがわからない方にお教えしたりする役割を担っているんです」と話します。

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若い世代も参加しやすいよう、新たな二つの試みを

今年から新たに、藤が丘中央商店街振興組合の加盟店が出店。


「できるだけ若い世代にも、盆踊り大会に参加してもらいたい」との思いから、役員や踊り手の皆さんで話し合い、今年から新たな盆踊り曲として取り入れたのが、有名テーマパークの人気ダンスナンバーです。もう一つ、今年からの新たな取り組みとして、藤が丘中央商店街振興組合に加盟する飲食店が出店。グリルチキンや玉せん、キンパ、パンなど、露店で様々なグルメが味わえるようになりました!ボーイスカウトが販売するかき氷には、長い行列が。


この他、校庭の周りには学区内の12自治会のテントがあり、自治会員はそこへ行けば飲み物がもらえます。「そこで会員同士が繋がることで、若い方が普段の自治会の活動にも、より参加しやすくなればと考えています」と柴田さん。水ふうせんヨーヨーやスーパーボールすくいなどのコーナーも、子どもたちに大人気!

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盆踊りの定番曲で会場は大盛り上がり!

18時から「子どもタイム」と称して、ジャンケンゲームをしたり、踊りの練習をしたりしてきた盆踊り大会は、19時から一般の部がスタート。藤が丘音頭や炭坑節、大名古屋音頭、有名テーマパークの人気曲などを踊った後、盆踊りの定番のあの曲が流れると、会場は一気にヒートアップしました。踊り手の中でも若手の森野春帆さんは、「この80年代の名曲を踊るために、わざわざ藤が丘に帰省したり、離れて暮らしている友だち同士があつまったり、盆踊りが同窓会のような場になっているんです」と微笑みます。それほど、藤が丘で育った皆さんにとって、思い出深い夏のイベントである「盆踊り大会」。新たに藤が丘に住みはじめた方も、これから住んでみたいという方も、どなたでも参加できますので、ぜひ来年、気軽に踊りの輪に加わってみてください!

 

藤が丘学区 盆踊り大会
主催:藤が丘学区団体連絡協議会