ユリノキタイムズ

親子の会話が弾むような、人を癒す文具を届けたい

「太田商店」

1964年に先代が、藤が丘小学校の正門の東隣に文具店を創業。1984年には徒歩10分ほどの大通り沿いに拡大移転し、多くの人に愛されてきました。そのお店を2018年に現在の場所に移し、大幅にリニューアルしたのが、現店主の太田亜佐子さんです。「親子でクスッと笑えたり、手に取ることで気持ちが癒されたり、そんなユニークな文具や大人も楽しめるおしゃれな文具を届けたい」という思いが、この新店舗には込められています。

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おしゃれでワクワクする文具をお店の中心に

結婚を機に太田商店で働き始めて30年以上になる太田さんは、店内で商品を選びながら「この文具かわいいね!」と楽しそうに話す親子や、「懐かしいわ〜」と微笑む高齢の方などを多く目にしてきました。そんな体験を通じて、「文具には人を癒す力がある」と実感した太田さんは、他ではあまり見かけないこだわりの文具を扱うコーナーを、お店の中心につくりました。そこには、動物や野菜、漢字について親子で学びながら遊べる「奥野かるた」や、東京の文具見本市で1本1本書き味を試して仕入れた「ガラスペン」、イタリア製のノートや革小物、和柄の文具などがずらりと並んでいます。美しい絵の描かれたカードで、楽しみながら学べる「奥野かるた」。イタリアのルビナート社や日本の職人が手がけたガラスペンもそろう。ダンボール工作キットや着せ替えシールブックなどの遊び道具が並ぶコーナー。

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親子連れから海外の方まで、多様な人が来店

「藤が丘駅」は地下鉄東山線や東部丘陵線(リニモ)の始発駅であり、セントレア(中部国際空港)への直行バスも利用できます。近隣には大学も多く、藤が丘には転勤などで国内外から移り住んできた家族や学生など、多様な人たちが暮らしています。それもあってか、店頭に並ぶユニークな文具に、興味を持ってくれる人も多いと太田さんは感じています。このほか、太田商店では印鑑の即日仕上げも手がけており、銀行印や実印を作るために海外の方も多く訪れるそうです。印鑑に誕生石を埋め込むサービスは、プレゼントとしても人気。革小物にも名入れができる。

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店内にはひと休みできるテーブルも用意

見本市などで新しい文具を仕入れるとき、太田さんが大切にしているのは「手にした瞬間に、自分自身がワクワクするか」です。そうやって厳選した文具への愛は、各アイテムの店頭POPにびっしりと綴られているだけでなく、お客さんと積極的にコミュニケーションを取りながら伝えるように心がけています。店内にカフェのようなテーブルが置かれているのも、ここでゆったりと過ごして文具に興味を持ってもらいたいから。「これからも変わらず、親子の会話が弾み、日々が楽しく豊かになるような文具を届けていきたいと思っています」。各アイテムには手書きの説明が添えられている。店内には、ひと休みできるテーブルも配置。昔ながらの文具や復刻した文具が、額に飾られている。事務用品を扱うコーナーも。現在、長女も一緒にお店に立つ。


太田商店(オオタショウテン)

〒465-0032 愛知県名古屋市名東区藤が丘67TEL:052-771-02339:00〜19:00(土曜は10:00〜17:00 ※第一土曜は休み)第一土曜、日曜、祝日定休Pなし(1500円以上ご購入のお客様に店前コインパーキングの駐車券を進呈)カード・電子マネー可
https://otabung.com/