ユリノキタイムズ

お茶スイーツが味わえ、淹れ方も体験できる日本茶専門店

「ちゃ大和園」

友人の母が茶道の先生だったことをきっかけに、5歳でお茶を習い始めた柴田京子さんは、アパレルデザインの仕事を経て、本格的にお茶の道へ。長年、愛飲してきた静岡県掛川市の「深蒸し茶」を作る農園に住み込み、お茶の摘み方から蒸し方、小売の方法までを学んだ後、名古屋の日本茶専門店でも経験を積みました。そして、落ち着いた綺麗な街並みが広がる藤が丘に惹かれ、「ちゃ大和園」をオープンしたのは1996年2月のことです。

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急須でお茶を淹れる文化を伝えていきたい

「ちゃ大和園」では、抹茶や煎茶と和菓子のセットや、お茶を使ったパフェやかき氷、軽食が味わえるだけでなく、気軽に体験できる「お茶の淹れ方教室」(1100円 ※和菓子付き)も開催しています。「ペットボトルのお茶では味わえない、急須で淹れるお茶のおいしさを知ってほしい」とスタートしたこの教室。柴田さんに続いて自分でお茶を淹れながら、おいしく淹れるためのポイントを教わります。予約がおすすめですが、席が空いていれば当日でも申し込み可能とのこと。ぜひ気軽に体験してみてください。

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親子連れで訪れる人も多数

「急須でお茶をおいしく淹れるのは、基本を覚えれば簡単です」と、柴田さんが教えてくれたポイントは次の5つです。「①茶葉の量を測り、最適な量のお湯で淹れること」「②お湯の温度は80度前後。高級な茶葉ほど低い温度で淹れます」「③ふたの穴は注ぎ口側に来るようにすると、急須内を空気が循環してお茶の出がよくなります」「④最後の一滴まで淹れること」「⑤淹れ終わったら急須を軽く叩いて茶葉を中央に移動。ふたを少し開けておくと2煎目、3煎目もおいしく淹れられます」。お茶の淹れ方教室には、親子で参加する方も多いそうです。「藤が丘や長久手は転勤などで新たに住み始める方も多く、街を散策する中で当店を知って、親子やママ同士で教室に参加してくださる方がよくいらっしゃいます」。店内には座敷があり、「茶道教室」も開催。親子でくつろげるテーブル席。

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茶葉を贅沢につかった甘味もそろう

「ちゃ大和園」では、お茶と一緒に味わいたいスイーツも充実しています。26年前の開業当時から年中提供しているかき氷は、日本茶専門店らしく茶葉をたっぷりと使った濃厚な味わいが特徴。抹茶、ほうじ茶、煎茶、黒糖、和紅茶のソースと、ミルク、白玉、あずきなどのトッピングを、自由に選んで組み合わせられます。中にほうじ茶の焼き菓子が入った、新商品の「ほうじ茶パフェ」も人気です。掛川の「深蒸し茶」や柴田さんがブレンドを手がける「名古屋番茶」のほか、急須や茶筒などの道具も販売。「これからも日本茶のおいしさやお茶のある暮らしの豊かさを、一人でも多くの方に広めていきたい」と柴田さんは話してくれました。「ミルク抹茶かき氷」(825円)新商品の「ほうじ茶パフェ」(1100円)と抹茶ベースの「大和園パフェ」(1100円)販売する茶葉は、掛川の指定農家から仕入れたものが大半を占める。毎年、柴田さんは掛川の農家を訪れ、茶摘みや仕上げを手がける。

 

ちゃ大和園(チャヤマトエン)

〒465-0041 愛知県名古屋市名東区朝日が丘1-4 Jクラブビル1FTEL:052-775-576610:00〜17:30LO(8月は19:00LO)木曜定休(臨時休業あり)Pあり(提携コインパーキング)カード・電子マネー可https://yamatoen-lp.com/