ユリノキタイムズ

学生から親子連れまで、街の人がホッとくつろげる場所でありたい

「tori8coffee」

「定年後などの将来、好きな北欧雑貨や家具に囲まれたお店が開けたら」と、長久手市の自家焙煎コーヒー店が開催するコーヒー教室に参加した服部太祐(だいすけ)さん。そこで講師である店主に、「挑戦するなら若いうちのほうがいい!」と背中を押され、カフェ開業を決意。それから2年かけてコーヒーの知識やドリップの技術、メニュー開発などについて学び、10年勤めた会社を退職。2019年7月、藤が丘に「tori8coffee」(トリハチコーヒー)をオープンしました。

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念願のカフェを住み慣れた愛着のある藤が丘に

幼いころは親の転勤で、全国を転々とした服部さんですが、中学1年生のときに藤が丘へ。その後、藤が丘駅前の喫茶店でアルバイトを経験し、就職してからも毎日、藤が丘駅から地下鉄に乗って通勤するなど、20年以上この街に暮らしてきました。「僕にとってはここが地元で、やっぱり愛着があります。それが藤が丘を開店場所に選んだ理由です。名古屋の中心部ほど混雑しておらず、のんびりしているところも気に入っています」。

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手間ひまを惜しまず、自分がおいしいと思うものを

メニューづくりで大切にしているのは、自分がおいしいと感じるものを提供すること。例えば、定番の「tori8ブレンド」は、服部さん自らの手で豆を配合。アイスコーヒーはドリップした熱いコーヒーを急冷し、挽きたて淹れたてで出すようにしています。「ベーコンプレート」のベーコンやソーセージも、おいしさに惚れ込んだ豊明市の自家製ハム工房のものを使用。また、コーヒーは浅煎りから深煎り、産地も幅広くそろえ、紅茶やクリームソーダ、シェイクなどもラインナップ。「お客さまの好みやその日の気分に合わせて、おすすめのコーヒーやドリンクを提案することも心がけています」。「タマゴプリンアラモード」(600円)と「tori8ブレンド ICED」(530円)
「ベーコンプレート」(750円)

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藤が丘の街の一部のような、地域に根づいたカフェに

開店して1年ほどはお客さんが少ない日もありましたが、月替りのケーキなどのスイーツやドリンクの新メニュー、ホットサンドの「Kidsプレート」(500円)、子ども用のドリンクなどを充実させるうちに、だんだん藤が丘駅を利用する学生や近隣の親子連れなど、多くの人が訪れるように。昨年6月には、長久手市の「リニモテラス」内に、2号店もオープンしました。「これからはこの二つのお店を、おいしいコーヒーやスイーツを提供することはもちろん、お客さまとのコミュニケーションも大切にしながら居心地の良い場所にしていきたい。そして、藤が丘や長久手の街の一部になれるような、お店に育てていきたいです」。ドリンクはテイクアウトもできる。

 

tori8coffee(トリハチコーヒー)

〒465-0032 愛知県名古屋市名東区藤が丘48
TEL:080-9533-9429
11:00〜18:30(LOは18:00)
日・月曜定休
Pなし
カード・電子マネー可
http://tori8coffee.com
Instagram/@tori8coffee