ユリノキタイムズ

おいしさはもちろん、気持ちよく過ごせるそば屋でありたい

「蕎野(そうや)」

焼き鳥屋を2店舗運営していた会社が新たなチャレンジとして、そばと焼き鳥が堪能できる「蕎野」を藤が丘に開いたのは14年前のこと。当時、居酒屋が多く激戦区と言われた藤が丘で頑張りたいと、前オーナーが考えての選択でした。そんな「蕎野」を任されたのは、焼き鳥屋で経験を積んできた山本有祐さん。石臼で自ら製粉し、毎朝手打ちで出すそばや、鮮度を大切にした鶏料理は人気を博し、多くの人が訪れるように。そして、5年前には店を譲り受け、現在は山本さんが店主として切り盛りしています。

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そばの香りが立つよう、あえて粗めに自家製粉

「うちのそばは、ちょっと粗めに挽いているのが特徴です」と教えてくれた山本さん。店の奥にある石臼を使いあえて粗挽きにすることで、そばの香りや食感を高めています。週末には、そば粉だけで打った「太切り 田舎蕎麦十割」(980円)も1日限定15食で提供。カツオ節、サバ節、宗田節でだしを取るつゆは、少し濃いめに。「そのため、そばの先だけをちょんとつけて味わっていただくと、よりそばの風味が感じられるのでおすすめです」。「かき揚げもり蕎麦」(1360円)

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焼き鳥屋がルーツのメニューも充実

昼・夜ともにメニューが豊富で、ボリュームがあり満足感が高いのも蕎野の特徴です。ランチで人気なのは、「かき揚げもり蕎麦」や牛肉がたっぷりのった「肉そば」など。丼ぶりセットも豊富で、昼から鶏タタキが味わえる「地鶏ユッケ丼」や自家製味噌で焼いた「ハツ味噌丼」など、焼き鳥屋をルーツに持つからこそのメニューもそろいます。「肉そば」(1100円 ※温玉or卵付き)

夜はそばに加えて、串焼きや一品料理が充実しています。串焼きでは、ささみやもも、つくねなどの定番のほか、ハツやレバーもよく出ます。「内臓系は鮮度が命。だからこそ、新鮮な肉をその日のうちに提供できるよう常々工夫し、翌日には回さないようにしています」。左からハツ、ささみ、もも、つくね。「自家製もちもち豆腐」(420円)。

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老若男女が心地よく過ごせる接客を

学生からご高齢の方まで、幅広い世代が訪れる蕎野ですが、ボリュームのあるメニューが豊富なこともあり、一般のそば屋よりも若い世代が多いそうです。夜には小さなお子さん連れや若い夫婦、単身の方などもよく足を運びます。「転勤されてきた方をはじめ、いろんな地域の方が集まる藤が丘は、穏やかでオープンな方が多いように感じます。これからも、おいしいそばや鶏料理をお届けするのはもちろん、さらに、気持ちよく過ごしてもらえるような接客やお待たせしない対応を心がけていきたいです」。

家族でくつろげるテーブル席も用意。

 

蕎野(そうや)

〒465-0036 愛知県名古屋市名東区藤里町30-2TEL:052-799-413811:00〜14:30(LOは14:00) 17:30〜22:00(LOは21:30)火曜定休(祝日の場合は営業、翌平日休)P 8台カード・電子マネー不可